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DATE : 2023.07.01
自力整体ダイアリー講座20 私がやっている腰痛のケア
前にも書きましたが、私は2000年、47歳の時にひどいぎっくり腰をしました。
右の仙腸関節が外れたようになり、右腸腰筋の痛みで身動きが取れませんでした。
日々の自力整体で、今は痛みはないのですが、長時間の椅子座りで立ち上がるときに痛むことがあります。
右上の写真のように(イラストでは逆に左が上がり、右が下がっていますが、私はその反対の)右の骨盤が上がり、左の座骨でばかり座るので、右のイラストのように腰椎が左に曲がってしまいます。
すると椅子から立ち上がる時や長時間の運転で車から降りる時に腰がイタタとなるわけです。また、坐骨神経痛のようにお尻の奥が重だるく突っ張ることもあります。
「毎日自力整体をしているのに直せないのか?」と思われるかもしれませんが、一度ガクンとズレたものは機械のように元に位置に戻すことは、自力整体でも他力の整体治療でも不可能です。
自力整体にできるのは、不快な症状が出ない程度に左右差をなくすことだけです。
完治ではなく、「症状が出ない範囲にゆがみ、左右差を治める」ことが治療であり、予防なのです。人の身体は誰でもが左右差があり、完全な左右対称者はいません。でも症状が出る人と出ない人がいるのは左右差の程度によるのです。
例えば左右差が4対6までであれば痛みはでないけれども、疲労の蓄積や飲食の不摂生・排泄の不完全によって左右差が7対3までひどくなった時に痛みや不快感が出てくる。自力整体はそうならないように左右差を4対6の範囲まで整えることで症状を消す、または出ないようにするのが仕事です。ですから、私は日々自力整体で4対6の範囲に左右差を整えることで症状がでていないのです。この左右差を簡単に診察することができるのが、右に写真の片足前屈です。
私の場合、左の座骨が下がっているので左足を前に伸ばした状態での前屈がとても硬い。
でも、左右交互にやることで次第に左右差が少なくなります。左右差が少ない状態で椅子に座っても立ち上がるときに痛みはなくなります。
そこで考えたのが椅子に座るときに高い方の座骨、つまり椅子の座面から浮き上がっている右の座骨の下に座布団を挟むのはどうかと思い、
書店に行って、そのようなグッズはないかと探した所、座骨枕があったので敷いてみました。
すると椅子に座わった時に左右均等に体重がかかり、座る前よりも椅子に座ってからの方が腰の調子が良いのです。
現在7割以上の大人の日本人に腰痛があるといいます。
これは長時間の椅子の生活が原因ではないかと思います。
というのは、私自身の腰は執筆で長時間の座業で悪くなったという自覚があるからです。
といって座業をやめるわけにはいかない。そこで机をスタンディングデスクに変えて立ってやったり、膝が開かないように膝をタオルで縛ってみたりしてみました。
そしてまた本屋さんで、膝縛りベルトというグッズがあったのでそれを買って、今は膝を縛るのと右座骨の座布団とを併用して快適に過ごしています。このひざ縛りベルトをナビゲーターに紹介したところ、高校生の娘さんが勉強の時に使い、生理痛やPMSがなくなったとか、姿勢が良くなり座り疲れがなく、集中力がついたとか喜ばれています。
いつか、学校が取り入れるようになると良いなと思います。
多くの人は腰を完璧に治してくれる名医を探したり、自力整体でも「治りますか?」と効いてくるのですが、完璧に元に戻すということは不可能で、症状が出ない範囲に左右差を整えるという毎日の工夫あるのみです。と答えています。
日々の腰痛の治し方
腰痛のある場合、一番楽な腰に響かない仰向けで行います。
腰痛は、指圧などで押すことができない、お腹の奥で腸の後ろにある腸腰筋が痛みます。
だから、マッサージや指圧などは腸腰筋まで届かないので無効です。
腸腰筋まで刺激を与えられるのは、他力整体や自力整体など
の動かして治すしかありません。それで一番左右の座骨の高さのアンバランスを整えるのが下の整体です。足裏にタオルを引っかけて開くときに、座骨の下がっている方が開きやすく、上がっている方が腸腰筋が突っ張って股関節が硬くなっているので開きにくいです。
これを左右差がなくなるまで交互にやることで、腸腰筋の突っ張りが緩んできて腰痛が楽になります。腰だけではありません。膝の痛みも左右差がなくなると楽になります。
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