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DATE : 2023.07.05
何故、年を重ねると痛みがでてくるのか? 椎間板ヘルニア
これは日本や東アジア人に多い骨格体型です。
腰椎は本来前へのカーブができることで上体の重みを支えているのですが
前かがみ仕事が多いため、前へのカーブがなくなり、腰椎と腰椎の間で
クッションの役割をしている椎間板が押しつぶされて飛び出す椎間板ヘルニアになるのです。
ヘルニアが腰を通り太ももの裏の筋肉からふくらはぎ、足へと走る坐骨神経を圧迫し坐骨神経痛になります。
ヘルニア、坐骨神経痛になりやすい人には特徴があります。それは足を前に伸ばしての前屈が痛くてできないことです。無理してやると相当の痛みがでます。
これの主な原因はもちろん前かがみでの作業もありますが、長時間の座業です。
本来左の写真のように、座骨で座わることで、腰に
前弯を保つことができるのですが、腰を丸めて尾てい骨で座り続けることで腰の前弯がなくなって、椎間板を
体重で圧迫し続けるからです。
このような座り方は、電車でも見かけますが男性に多いです。女性は逆に椅子の前の方にちょこんと座り
腰を反らせすぎるので、狭窄症の方の痛みが出てきます。現在はほとんどの人が椅子に長時間座ってする仕事が多くなったので、座業による狭窄症か椎間板ヘルニアの痛みを抱えている人が多くなりました。
30分座っていたら立って歩き回るとか、膝をバンドで縛って座るとか、座骨が持ち上がってお尻が浮いている側へ座骨枕をするとかの工夫が必要です。
ヘルニア系の治療は治療家がタオルを使って、腰椎に当て,患者さんが膝を開いて足裏を合わせるがっせきの状態にさせ治療家の足首を相手の足首に当てて、がっせきをお尻に近づけタオルで腰椎を引っ張ることで腰椎の正常な湾曲を作ります。すると足の方の坐骨神経痛も楽になります。
ただ、問題なのはヘルニアの方は、腹筋が硬いので治療する際は按腹法といって、腹筋を十分にマッサジしてから行います。
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