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DATE : 2023.07.06
自力整体ダイアリー講座 歪みの構造
私の50年の歪みの研究と観察を通じて実感した人体の骨格構造に対して、お話ししたいと思います。これは鍼灸師としての7年間、ヨガ講師&断食指導の8年間、整体治療家&自力整体指導の35年間から患者さんや生徒の観察や報告相談など、そして何より私の身体の観察から得られた実感です。ただ今の西洋医学では「仙骨と骨盤を繋いでいる仙腸関節は不動関節であり、動かない」というのが常識なのですが、私の説、というか整体関係者の常識は「仙腸関節はかすかだが動いており、開閉している。月経の周期、分娩などの時は大きく動く」というのが常識です。(動かないのであれば仙腸関節に「関節」という名称はつける必要がないでしょう)
そして整体の常識は、「この仙腸関節のズレによって起こる左右の骨盤の高さに違いがでることで、身体中の関節にゆがみが生じ、これが痛みの原因となっている(右のイラスト)」
この点は、どうか、私や整体関係の「仙腸関節は動く、開閉している」という説を信じたうえで私の解説をお読みください。
実感1骨格構造は左右対称ではない。が、左右のアンバランスが強くなった時に痛みが起こる。
若い時は筋力でアンバランスを補正しているので痛みがないが、筋肉量が減った中高年になるとアンバランスにより、負荷がかかり疲労が溜まっている部分に痛みが出る。
先ほど述べた仙腸関節について 私はこの部分が人体の要だと考えますし、身体の歪みの発信源も仙腸関節です。胴体と足との接合部分は股関節のように思っている人もいますが、胴体の一番下の仙骨と足の一番上の骨盤を繋いでいるのが仙腸関節なので、ここで胴体と足が繋がります。
〇 左右の仙腸関節の開閉力の違い
私たちは左右の仙腸関節の開閉力が異なって生まれてきます。その違いとは左の仙腸関節は閉じる力が強くいつも閉じ気味で、右は開く力が強くいつも開き気味なのです。そして左の仙腸関節はズレにくく、右側がズレやすいという傾向にあります。
これは、自転車のハンドルを持って歩いているとわかります。大体自分の右側に自転車がある方が歩きやすいし、左旋回はやり易いけれど右には回りにくい。
これは左足の仙腸関節が締まっているため、左足を軸にして右足を多く動かして左に曲がるように構造的に出来上がっているからです。
整体では左足が軸足、右が運動足といい、陸上競技のトラック競技でも左回りなのはこの仙腸関節の左閉じ、右開きという骨格構造があるからなのです。
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