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DATE : 2023.07.06
女性の生理周期と仙腸関節の開閉
生理周期はまず二つに分けられます。一つは排卵期で、この時は左右の仙腸関節が閉じた状態になります。 次に月経期で、この時は左右が開ききった状態です。
排卵が終わって次の月経迄の期間は徐々に右の仙腸関節が開いてきます。
そして左の仙腸関節が開くと同時に月経が始まり、4日かけて左が開き、開ききったら、今度は左から閉じていきます。左が閉じ終わったら右も閉じていき左右が閉じ切った時が排卵です。
このようにして、左右の仙腸関節は動きますが、身体のゆがみによってどちらかの仙腸関節の開くのが困難であれば生理痛やPMSになるのです。
そして、妊娠し分娩する際も仙腸関節が開くことで産道が拡がり、赤ちゃんが生まれるのです。
この時に左右が同じぐらい開いて分娩出来たら安産で、産後の骨盤のゆがみも少ないのですが、
左右のアンバランスがあると、難産で産後のゆがみで腰痛や尿漏れ、痔、などの産後の不調が表れます。さらに更年期になるとアンバランスな人は更年期障害になり、老年期になると膝の痛みに悩まされますので、女性にとってこの仙腸関節の開閉力のアンバランスは生涯を通じての不調の原因になるので、要注意です。
〇 腰痛と仙腸関節とS状結腸滞留便
昔から整体関係者の間では、何故人体の「仙腸関節は左が閉じ、右が開いているのか」が議論になっていました。ある人は「心臓が左にあるから」といい、又ある人は「右ききが多いから」という人もいます。左利きも同じ仙腸関節ですから右利き説は間違いです。
私の説は、大腸の便の通りが右側から左に動いているから、左足が軸になると便が肛門の方に流れやすくなるから。というものです。
大腸には直腸に便が届くまで、多くの便がS状結腸に待機しています。
S状結腸には左下腹部に存在するので、便の重さの分左足に体重がかかります。
その人が便秘でなくて、毎日排便がある人でもS状結腸には便が溜まり、その便のことをS状結腸滞留便、別名滞留便といいます。
日々の飲食の不摂生により、大腸が疲労してくるとS状結腸滞留便が溜まってきて、骨盤は左が下がり、右が持ち上がった状態になります。
右の写真は少し大げさですが、ぎっくり腰直前の後ろから見た姿です。
その状態で重たいものを持ったり、くしゃみをしたりしたら突然、右の仙腸関節が外れたような状態になり、ぎっくり腰で動けなくなるのです。
そして身体が左右の仙腸関節のゆがみが治るまでそれ以上動くなという
強制終了でフリーズさせる。これがぎっくり腰です。
元は飲食の不摂生・排泄の不完全から来たものです。
下の写真のような筋肉群が仙腸関節を開いたり閉じたりしています。
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