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DATE : 2023.07.09
自力整体ダイアリー講座31 現代日本人に多い5つの疾患と腸内細菌
日本人に多い疾患を5つ挙げるとすれば、
1,不眠
2,便秘
3,花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー
4,ストレスに弱くうつ傾向など、
5,慢性痛
これらは別々の疾患のように思えますが、原因は一つ、腸内細菌悪化症候群です。
ここまで慢性的な痛みは、セロトニンが不足しているという話をしてきました。
人体の8割のセロトニンホルモン(精神安定剤、便秘薬、睡眠剤、鎮痛剤)を製造している場所があります。それは腸の壁にある腸クロム親和性細胞です。
善玉菌と呼ばれる腸内細菌が腸クロム親和性細胞を活性化させ、セロトニンを生産しています。
ということは、日本人5大病は腸内細菌に問題があると言えます。
ということは私たち日本人は善玉の腸内細菌を増やすことが、この5つの日本人病を一掃することに繋がります。
では、昔の明治大正昭和初期位をイメージしてください。便秘、不眠、うつ、慢性痛、花粉症はいたでしょうか? いませんよね。
では、昔と今とでは何が違うのか? はっきり言って運動量と食べ物が違います。
特に動物性たんぱく質の量は圧倒的に現代が多く、米や野菜海藻類が少ないです。
明治の人と比べれば現代人の大便量は半分以下だという報告もあります。
私はこの動物性たんぱく質、乳製品、肉、たまごが日本人の腸内細菌を乱した原因なのではないのか、それが日本人5大病を作っているのではないかと仮説を立てています。
そして、昔の人のような腸内細菌に戻すために、昔の人が日常で口にしていた和食に戻すことが日本人5大病の解決策であると思っています。
昔の日本人の腸には酪酸菌を多く製造していましたが、そしてその酪酸菌の餌になる食材が水溶性食物繊維なのです。
どういう食品かというとネバネバ系の食品、つまり、納豆、山芋、長いも、オクラ、なめこ、モロヘイヤ、とろろ昆布、わかめ、昆布、めかぶ、もずく です。
この事を知ってから、私は意識的に朝のスープはわかめと根昆布の粉末、夜の晩酌のお供はチアシードめかぶにしています。
水溶性の食物繊維のネバネバは「ムチン」と呼ばれ水分の保持力が高く、多くの水分を吸着した状態で大腸の中に入っていくため、便を柔らかくしてくれます。
そしてそのムチンを餌にして善玉菌が増えるのです。
特に善玉菌の中でも酪酸菌が増えるので、その酪酸が腸の内側の粘膜の細胞を修復したり、炎症を起こすような物質を除去し、腸クロム親和性細胞に働きかけ、セロトニンの分泌が高まるのです。 酪酸菌を増やすためにも水溶性食物繊維を 是非常食するべきだと考えます。
そうすることで、陽気で明るくストレスに強い、ぐっすり眠れて排便はスムースで、アレルギーなんか知らない、そして痛みのない、昔の人のような日本人になれるようになると思うのです。
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