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DATE : 2023.08.03
側弯症の方への指導
矢上先生、いつもお世話になっております。
兵庫の○○です。
今日は、ひどく側彎している生徒の【側彎】について教えていただけますか?
70代の女性の方で通われて1年過ぎました。
夜中に起きることは減ったものの、今は特に右足の痛みとしびれがあるようです。歩行もまっすぐに歩けない歯がゆさからもう辞めようかと考えておられました。
矢上先生が『症状の改善は来た道をもどるようなものから時間がかかるよ。』とおっしゃっていたのを話し、納得されたようです。
リアル教室は真面目に通われているものの、月に3回のみ。フリーパスや自力整体のDVD 、Zoom 教室で回数を増やすことを提案しましたが後ろ向きです。
側彎の理論を矢上先生のZoom 教室でミニレクチャーで時々、話して下さるも、みとれているうちに終わったり、自分の知識不足で生徒の後ろ姿を見つめるだけなんて本当に悲しいというより情けないです。
いつか矢上先生や大先輩ナビのように、見てすぐ‼️迷うことなく、パン、パン、パンと身体の状態の見立てを私も伝えられるようになりたいです。【わからない】からバイバイしたいです。
私でも‼️わかるように教えていただけますか?
矢上です。 お答えしますが、その前に今回の研修の課題図書であるソマティクスの55ページに書いてある「縮んだ足 ハーレーのケース」(下のイラスト)と同じですので、この部分をお読みください。
この方はおそらく事故や転倒などで怪我をしたことがあるのではないかと思われます。
その損傷部位をかばって生活している間に、このような保護姿勢になったのではないか
これを問診する必要があります。
また、生まれつき若いころから脊椎側彎症があり、それが老齢と共にこの姿になったのかもわかりませんので、丁寧な問診が必要です。
もしかしたら、背骨に手術でボルトが入っていないかも聞いてください。ボルトが入っている場合は自力整体で元の状態に戻すにはボルトが邪魔して戻らないことがあります。
一度下の写真のように、側弯をボルトで固定した方からの相談がありましたが、固定した骨は動きませんので良くなる可能性を失ってしまいます。
もし医師からボルトの固定を勧められたら、お止めになるように伝えてください。
このような歪みですので、立ったり座ったりする実技は相当しんどいと思いますので、仰向けの実技が有効です。 徹底的に以下の写真の実技をやってください。
左右対称になるにしたがって、不快な凝りや身体の重さが楽になってくるはずです。
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