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DATE : 2023.09.17
膝の外側の腸脛靭帯痛の直し方
半年程前から右膝外側に痛みがあり、かなり不調です。
自力整体をしたら少しましになり、戻ったり、を繰り返してます。
今日の実技、開脚で足裏にタオル引っかけ、足首を曲げ伸ばしや膝縛りで捻るなどは痛くて、休みを入れながらしていました。右首外側が常に張っています。
頸椎2.3辺りが右側に出ています。
右肩甲骨内側奥と右肩関節が腕を外側へ回し斜め上から下がってくる時痛みます。
右仙腸関節痛、右顎関節痛あり。
15年程前尾骨を折って、10年程前に左足首を繰り返し捻挫してギブス生活、膝から靭帯とって手術と言われましたが断りました。左膝靭帯も伸ばしています。
半年前までは左重心で左膝や不調は左側でした。
どうして右膝が痛くなりだしたのかわからず、顎関節かもしれないと口腔マッサージをしてみたりもしたのですが改善さておりません。
何かご指導頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
下の写真は後ろ姿と横姿です。
お答えします。
写真の横姿を見ると、体幹(丹田とお尻)に力がなく、身体全体がお腹側にカーブしている骨盤後傾になっているのが不調全体の答えとなります。
後ろ姿の右のお尻に力がなく平べったく広がっているでしょう。 それは仙腸関節が緩んでいるのです。 仙腸関節が緩むとその側の骨盤が横に拡がります。
すると、股関節は内股になり、X脚になります。 あなたの痛む右ひざの内側が左方向へ飛び出しているのがその証拠です。
X脚になると、お尻の横の中殿筋と骨盤の横から膝の外側につながっている腸脛靭帯が引っ張られて、そこを刺激すると痛みが走ります。 だから開脚座で足首を前後するのがつらいのです。
で、治し方ですが、ガチガチに固まっている中殿筋と腸脛靭帯をほぐすのに下の技で両手でタオルを引っ張って中殿筋と腸脛靭帯を伸ばしてやりましょう。(写真上)
次にX脚を直すには中殿筋を強化する以外にはないので、膝を開く力を付けましょう。
輪っかタオルを膝で開きながら、スクワットをするのです。 (写真下)
世の中の膝の痛みに悩む方に伝えることがあります。
膝の痛みはほとんどが膝関節につながっている筋肉の痛みであって、レントゲンやMRIで
撮影される膝関節内部の骨や軟骨の異常ではありません。
それを膝の変形や軟骨のすり減りという加齢現象を原因にする整形外科が何と多いことか。
歩き方、仙腸関節のゆるみや股関節のねじれが原因のひざ痛が何と多いことか
O脚になれば当然膝の内側に連続刺激が当たるので、内側が痛んでくるし、X脚であれば
膝の外側に負担がかかって腸脛靭帯が張って痛くなる。
だから、皆さん、膝関節内部に原因があるひざ痛はほとんどなく、(怪我は別)自然に痛くなるひざ痛はすべて筋肉の張りなのだということを覚えておいてください。
この筋肉の張りは触診でわかるので、撮影に頼ってばかりいる整形外科ではわかりません。
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