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DATE : 2023.10.28
経絡の任脈と督脈は、寒流と暖流である
矢上先生、こんにちは
第23期ナビゲーター養成受講生の○○です。
経絡(任脈、督脈)について1つ質問させてください。
自力整体の真髄を読むと、「任脈は股の付け根からはじまりお腹を通って鼻の下までのぼる。
督脈は鼻の下から肛門へ向かって流れていく」 とのことですが、
気功などで調べると「任脈は下唇から首、胸、ヘソを通って体の前半分に流れ、督脈はお尻から背中、後頭部を経由して眉間、上あごへと流れる」と真逆のルートになっているのですが、何故なのでしょうか?
任脈、督脈は逆向きに流れることもあるのでしょうか?
矢上 裕です。
気功ではどう書いているのかは知りませんが、私は鍼灸で習った経絡を信じて使っています。
任脈は股の肛門と性器の間の会陰から体の前を通り、顔に行きます。督脈は頭から尾てい骨まで背骨の裏を通って下ります。この流れは決まっています。
この人体の上下を通る大きくて太い川だと思ってください。その川へ12の経脈が時々流れ込む。
下から上に流れる任脈という大きな川は冷たい水を上に持ち上げて、熱くなりがちな胸から上を冷やす寒流です。
上から下に降りる督脈という川は、温かい水をともすれば冷えやすい手足の末端へ流して温める暖流です。 この暖流と寒流がほどよく混ざり合うのが健康体で、この混ぜる働きをするのが自力整体なのです。
下のイラストの赤の線が暖流、青が寒流です。
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