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DATE : 2023.12.27
うつ伏せ寝での経絡呼吸法について
〇矢上先生 こんにちは、
オンライン授業を受講しております、札幌在住の○○です。
今日は先生にお伺いしたいことがあり、ご連絡しました。
少し前、すとんと眠れない日があり、時間を持て余したため、お布団の中で経絡呼吸をしてみました。
湧泉から喉まで気を持ち上げて、指先に流し、(お布団に寝ているのですが)立っているようなイメージで掌と顔から
気を受け取り、頭頂から背中・足元まで流してみました。
何回かやっているうちに気がめぐる感じが楽しくて、気が付いたら3時間もやっていました。
さすがにやりすぎだろうと驚いて、すぐにやめました。つぎの日はあまり寝ていなかったのに、体調は良好でした。
ただ、それ以降、すとんと眠れない日はお布団の中で経絡呼吸をするのが癖のようになっています。
しかも、なかなか長い時間です。
横になっているため気を全身で受けているような感覚になり、とても気持ちがいいのです。
また、どこでやめていいのか、わからなくなり長くなっているような気もします。
ただ、当然のことですが、睡眠時間が短くなってしまいます。
お布団の中での経絡呼吸は、いったん、やめたほうがよいでしょうか。
自分の睡眠のことを、先生にお伺いするのも変なことだと承知しているのですが…なかなかやめられないので、
ここはひとつ、先生から「やめてください」と言われた方がいいのではないかと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。
矢上 裕です。 お答えします。
3時間は長いですね。 しかしその3時間は睡眠不足にはカウントされません。
経絡呼吸法の3時間も睡眠の内に入ります。
ですから、 おそらくは睡眠不足のように日中は眠くならなかったと思います。
私も寝る前に自力整体をやって寝ようと思ってやり始めますが、かえって目が冴えてしまうので
やらないようにしています。
(自力整体をやっているうちに新しい技が生まれたりして、仕事になってしまうのです)
だからあなたも寝る前は時間を決めてやると良いでしょう。
このうつ伏せ寝は朝起きた時にお勧めです。私がいつもやっているのはこんな感じです。
仰向けに寝ると腰椎の上に内臓が乗っかる状態になり、それが7,8時間も続きます。
すると本来なら前方に緩やかなカーブを描いている腰椎は、内臓の重みでストレートもしくは後ろ側に
丸くなります。
すると、腰椎と腰椎の隙間から足へ出ている神経や血管が圧迫され、足腰の痛みにつながります。
朝起きすぐに立ち上がると、腰やひざがイテテとなるのは、その為です。
その為にも腰椎が正しい前へのカーブができるまで、起きる前はうつ伏せになるのがベストです。
さらに、寝返りによっても腰に歪みができてしまいます。
というのは左側ばかりを下にして横になると、腰椎が左に湾曲してしまい、
朝起きた時に坐骨神経痛的な足の痛みになって、靴下を履くときにお尻から太ももの裏にかけて
ビリッした痛みになったり、歩き出すと膝が痛くなったりします。
要するに腰椎側弯による坐骨神経痛です。
写真のように右足を曲げますと、腰椎は左側へカーブしますので、右側にカーブした腰椎を
矯正することができます。 反対側も同じように行い、左右差がなくなったら真っすぐになった証拠です。
これもうつ伏せによって、背骨に内臓の重みがかかっていないから矯正がしやすいのです。
こんな風に朝のルーチンとして行うことがベストですね。
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