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DATE : 2024.01.12
腹式呼吸と腹圧強化法の違い
矢上先生へ
やっと、少し気がついた事があります。
仰向けで、腰にタオルを回しての腰椎刺激。(写真下)
今まで、矢上先生の誘導される感覚が中々つかめなかったのですが、タオルを押すとグーっと腰椎に刺激が入る。これだ!本当に嬉しくて気持ちがいいです。
本当にやっとやっとです。
まだまだ、矢上先生が伝えようとされている事が充分に私に伝わっていない事が多いと思いますが、感覚を研ぎ澄まして自力整体をしていきたいです。
以前に矢上先生が、「とにかくやってみる事です」とおっしゃられた意味がよくわかります。
矢上 裕です。 それはよかったです。
私もそうですが、同じ実技を10年ほど行っても、突然「なんだ、この実技はここに効くのか!」
ということが良くあります。
昨日の西宮教室で授業が終わってから、個人的に質問がありました。
それは 「呼吸法の時に腹圧ってどうやって高めるのですか?」という質問です。
腹式呼吸法と腹圧呼吸法の違いがわからず、お腹を膨らませて呼吸すれば良いと思っていた・
そして腹圧呼吸法は腹筋を硬く緊張させることではないですか? とのこと。 この際、この二つの違いを以下のように説明しました。
「腹式呼吸とは呼吸の際に吸う時におなかが膨らんで、吐くときにおなかが凹む呼吸です。
腹圧呼吸法とは、吸って息を止めた時におなかにバレーボールがあると思って、それをお腹側だけでなく、横腹も、腰の方へも全方向へ膨らませてお腹に空気で部屋を作り、腰を保護すること。
と説明しました。 だから腹筋を決して緊張させてはならず、むしろ腹筋を脱力しなければいけない。
特に腹圧を必要とする相撲や重量挙げでは、腰にまわしやベルトを巻くことで、お腹のボールをベルトに向かって広げていくことが腹圧を高めることであり、あなたの勘違いのように腹筋に力を入れるのであれば、おなかはしぼむのでそのベルトや回しは緩んで落ちてしまうでしょう」
そういって私が腹圧を高めたおなかを触らせ、その説明に納得していました。
このように、「知っているつもり」が「全く逆のことをしてしまっていた」ということが良くあるのです。
基本的に腹圧呼吸法は、不安定な腰椎をおなかの空気で保護するためにあるのであって、呼吸法ではありません。 これから呼吸法と言わずに「腹圧強化法」と呼ぶようにします。
30秒呼吸法と1分間の息止めは腹圧強化法であり、息を吸って吐くまでの20秒間、息を止めてひたすらおなかのボールを前後左右方向へ膨らませる時間なのです。
そして1分間の息止めはひたすらおなかのボールを内側から外側に向かって押し広げるようにすると、1分間くらい楽々と苦しくなくできるはずです。
この1分間の息止めはちゃんと腹圧強化法になっているかどうかの検査なのです。
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