JOURNAL
お知らせ・日記・動画など
DATE : 2024.02.27
矢上予防医学研究所の 寝たきり予防の3つの柱
矢上予防医学研究所の寝たきり予防の3つの柱
- 骨粗しょう症、転倒、骨折、寝たきりの流れを断ち切る。
- 低血圧による、虚血性脳梗塞を防ぐ
- 筋肉を活性化させるミネラル食
寝たきりの多くは3つに分けられます。
一つが脳梗塞により半身不随になるケース
二つが骨折
三つが、足腰の筋肉が自然に衰えていくケース
その原因を私は
ナトリウム、カリウム、カルシュウム、マグネシウムなどのミネラル不足と、長期間の薬物の服用にあると考え、以下のような寝たきり予防指導を行っています。
脳梗塞予防に関しては、
「従来の脳出血などは高血圧による血管の破損」が原因だったのですが、現在の脳梗塞は「低血圧により、脳の末端まで血液が届かない」ことによる脳梗塞が多いことに注目しています。
何故低血圧が脳梗塞につながるのか? これには降圧剤が関係しています。
おそらく、血圧という数値は日々変化します。 高い時もあれば低い時もある。
しかし、降圧剤を毎日服用する人は、血圧が低い日も習慣のように服用している。
これが怖いのです。
血圧が低い時にさらに降圧剤を飲むともっと低くなって、脳の末端に血液が届かずこれが脳梗塞になることがあるのです。
だから日々血圧を測って、「自分の年齢に90を足した数値より高い日」だけ降圧剤を服用しましょう。 という指導です。
二つ目が 骨折から「寝たきり」になるケースです。
高齢者は、元々骨粗しょう症があるから骨折するのだという認識です。
だから日ごろから骨を強くする必要があります。
カルシュウム剤だけを服用するのではなく、自然の海の塩からナトリウム、カリウム、カルシュウム、マグネシウムなどのミネラル全体を摂らなければいけません。
海産物を食べるか、減塩ではなく、適塩にしましょう。
欧米の高齢者に比べて、日本人に骨折が多い理由を説明します。
欧米などの地質は水成岩です。 雨が大地に降り注ぎ水成岩にしみ込んでカルシュウムを含んだ硬水といいますが、それを飲んだり、その水で育つ野菜もカルシュウムが多い。
だから欧米の高齢者には骨折が少ないのですが、火山列島の日本の地質は火成岩なので、その中を流れる水はカルシュウムが少なく、摂れる野菜もカルシュウムが少ないので、日本人は昔から
自然の海の塩や海産物からカルシュウムを補っていました。 1日15gくらいの塩を摂っていました。
ところが近年、WHO(世界保健機構)が「塩分は5gまでに控えること」と推奨する減塩キャンペーンがあり、「塩=高血圧=恐怖」 と摺りこまれてしまいました。
スーパーで売られる味噌も醤油も減塩を売りにしています。
こうなると、本来取っていた状態から血中塩分濃度が下がり、当然カルシュウムも不足した結果が高齢者骨折、寝たきりが増えてきたと私は考えているのです。
減塩キャンペーンは、自然の海の塩からカルシュウムを得てきた日本人に「全員骨粗しょう症になりましょう」 というようなものです。
自然の海の塩は多く摂っても、余計な塩分は尿から排泄されるので問題はなく、ミネラルを含まないナトリウム99%の化学塩が身体に残り血圧を上げるのです。
同じ日本人でも、海の近くで住んでいる人に骨粗しょう症が少ないのは、潮風を日々吸うことによってカルシュウムを補給しているからです。
また尻もちによる腰椎圧迫骨折を予防するには、自力整体で腰椎に前へのカーブを作ることです。 腰椎に前へのカーブを作ることができたら、尻もちをついても腰のクッションがあるので腰椎圧迫骨折には至りません。
三つめの足の筋肉が衰えることについてですが、筋肉は最もミネラルを必要とする器官です。
足がつったりするのは典型的なミネラル不足であるように、足腰に力が入らず寝たきりになるのはミネラル不足だと考えています。
筋肉は身体を動かす筋肉だけではありません。
心臓も筋肉ですし、呼吸するのも筋肉、食べ物を胃から肛門迄運ぶのも筋肉、血管を収縮させたり緩めたりするのも筋肉です。
ミネラルが不足すると、死なないように優先的に心臓や呼吸筋にミネラルが回され、足腰の筋肉までミネラルが届かない。それで足腰に力が入らなくなるのです。
要するに全身の筋肉を衰えさせないためには筋肉の燃料であるミネラルを摂ることです。
まとめると血圧を測り観察する習慣
海からのカルシュウムを補給し、自力整体で腰椎圧迫骨折しない腰椎作り
最後が死ぬまで筋肉を衰えさせないための、筋肉の燃料であるミネラルの補給ということになります。
下の写真のように江戸の人々は、米と塩だけでしっかりした丈夫な筋肉や骨を作り上げて来たのです。
OTHER POSTS
その他の最新記事