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DATE : 2024.04.21
421 女性の為の自力整体講座 2
西洋医学と整体&食養医学での生理痛の対処法を述べてみます。全然違います。
一人の生理痛の女性がいるとします。西洋医学では痛み止めの処方か、低用量ピルを使用して整理を止めるというのが対処法です。つまり今起こっているつらさを薬で止めるという対症療法です。だからこの女性は次の生理の痛みを治しているわけではないのです。
毎回の痛みに薬で対応するわけで、根本的な癒し、つまり次の生理が来ても痛みが起こらない身体にするということは西洋医学ではできないわけです。つまりその場をしのぐ医学ということですね。
反対に私が伝えようとしている「整体と食養医学」では どんな風に身体が歪んでいるから生理痛になるのかを、その人の骨格のゆがみ、生活習慣、食事の仕方の3方向から原因を探し、その原因を除去することで、次の生理の時には痛まなくなっているという方向で考えます。
だから、西洋医学は対症療法、伝統医学は原因療法と言われています。
原因療法では、痛みや不調を3つの観点から原因を探ることから開始します。
第一が生活習慣に原因を探す。例えば一日の内で骨盤(正式には仙腸関節ですが、分かりやすく骨盤で統一します)が開いたり閉じたりしていますが、その開閉に合わせたリズムで仕事や家事をすると生理痛やPMSにならない骨盤を作り上げることが出来ます。これを生活療法といいます。
第二が食べ物の種類を考えて食べる食養療法
食べ物には身体を冷やすものと、温めるものがあり、ほとんどの生理痛やPMSのある人は身体が冷えているにもかかわらず、身体を冷やす食べ物を多く食べている人に多い。
それを点検し、温める食べ物へ切り替えていくという作業が食養療法です。
第三が、骨格のゆがみです。これは自力整体が担当する整体療法に相当します。
これらの「生活療法、食養療法、整体療法」を自然療法といいますが、それを駆使して女性の身体を生理痛やPMSのない、開閉力のある骨盤にしていくというのがこの本の狙いなのです。
例えば骨盤が締まり過ぎて緩まないと、生理痛やPMS、不妊や難産になります。
逆に骨盤が緩み過ぎて締まらないと、生理が長く続く、不正出血、産後の肥満やうつ。更年期の不調、老年期の腰痛、股関節痛、ひざ痛となりますので、
しっかり緩んで、しっかり閉じる骨盤を手に入れることが快で生涯を過ごすか、不快で過ごすかの分かれ道になるのです。では、骨盤開閉の仕組みから見ていきましょう。
そしてあなたに学んでほしいのが、私たちは骨盤が締まるときに体温が上がり、自律神経の交感神経が優位になり活動的になるし、骨盤が緩むときに体温が下がり、副交感神経が優位になりリラックス休息睡眠へといざなうということです。
この骨盤の開閉と体温の上下と自律神経の切り替えの関係が理解できれば、女性の不調のほとんどを自分でコントロールすることができるということです。不調のほとんどが自律神経の不調なので骨盤の開閉を自分でコントロールできれば、自律神経の不調も治せるのです。
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