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DATE : 2024.04.23
タオルを使った腰椎側弯矯正について
○○ です。
このところのメニューはゆったりととても気持ちよく、つい落ちてしまいます。
4/18の日誌で腰椎矯正の説明をいただきました。
方法はわかるのですが、どちらに側弯しているのかわからない人も多く、判定に難儀しています。
私の場合は明らかに左側弯で、腰椎を左から押されるとお尻から足先にビビッと反応があります。
横座り、股関節の開き具合、実際タオルで腰椎を押しての反応、カエル足で判定などかとも思いますが…。
股関節の場合、開きにくい方の膝にタオルを引っ掛けるといいのですか?
カエル足の場合は上げやすい方の膝に引っ掛けるようになると思うのですが…。
どうやって判断すればいいでしょうか。再度よろしくお願いします。
矢上 裕です。 お答えします。あなたの見解に対する答えはイエスですが、おそらく、あなたが生徒を指導するときにはそのような疑問が出てくると思います。
それくらい、このタオルを使った腰椎側弯矯正は、どちらにタオルをひっかけるのか間違うと余計に歪みがひどくなるので、私は今は教室ではやっておりません。
どうも、ちゃんとこちらの指示を理解してやっているようには思えないからです。
少人数で私が一人ひとりちゃんとできているかチェックできるなら、やってもいいけれど、私も仰向けで実技をしているので、生徒のチェックができないのです。
さて、このタオルを使った腰椎側弯矯正は治療で私が直接やるものでした。
治療家の私が患者さんの腰椎の左右に手を触れて、横にカーブしている側にタオルをひっかけて私が加減しながら呼吸と共にタオルを引っ張って矯正する治療手段だったのです。
それを素人でできるように応用したのが、誰かに正座をしてもらい、その太ももに腰椎がカーブしている側に患者さん本人が腰をのせて自分の体重を使った側彎矯正でした。 (写真下)
あなたの質問に戻ります。
腰椎が左にカーブするのは、右の骨盤が左より持ち上がっているからです。だからカエル足運動をすると明らかに右足が上げやすい。 つまりその側の仙腸関節も開いているのです。
そして上げやすい側の右を上げておいて、自分の左手で左腰(腰方形筋)を触ってごらんなさい。カチカチに硬くなっているはずです。それは何故カチカチになるかというと、それ以上腰椎を側弯させないために筋肉がガードしているからです。
このガードした筋肉を確認してから、そこへタオルをひっかけるのが正解です。
さらに、カエル足運動で上げやすい側は腸腰筋が緊張している側ですから、股関節は開きにくくなっています。 カエル足運動で上げやすいので一見股関節は柔らかそうに感じますが、硬いのです。
まとめるとカエル足運動のやり易い方は、仙腸関節は開いて緩んでおり、股関節は硬く縮んでいます。
なので、いちいち腰の硬さを確認することなく、股関節の硬い側の反対側の腰が側弯して硬くなっているので、股関節の開きにくい側へタオルをひっかけて引っ張るという自力整体になったわけです。
結構、数学の幾何問題のようになりましたが、骨格には連動作用というのがありまして、一部の骨格のゆがみが連なって他方の骨格のゆがみを作るので、整体はややこしのです。
これで理解できたでしょうか?
もし、やる場合は、腰の側弯状況を把握した状態でやるなら問題はありません。
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