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DATE : 2024.06.21

映画「90歳、何がめでたい」を見て感じたこと

 先ほど 佐藤愛子さんをモデルにした 草笛光子さん(90歳)を主役にした映画

「90歳 何がめでたい」を観てきた。

 結構な人が観に来ていたが、やはり年配が多く、共感できる年齢だから笑いも多かった。

佐藤さんは現在100歳を越えられたようだが、元気でいて欲しい。

 

 映画の中で小説家としての引退宣言をしてから、耳は遠くなるし、目は衰えるし、腰は痛いし、歩かなくなるし確実に死に向かっていたが、週一でエッセイを書くようになってから元の元気を取り戻していく姿を書いているが、これは生涯現役こそが健康の元であるということなんだな。

 私も矢上予防医学研究所という会社の所長であり、会社を退職する、つまり仕事をやめる時には退職金が出るように積み立て貯金をしているが、死ぬときが退職するときだから、その退職金を使う時間がないと家族で笑っている。

 「死ぬまで続けることのできる仕事がある」 というのは何より幸せなことである。

 仕事があることで、若いころから人生に迷ったり悩んだりすることなく歩んで来ることができた。

 仕事がある、仕事に穴を空けてはならないという責任感から、交通事故に気を付けて来たし、病気にならないように気をつけて来られた。

 仕事が自分を退屈という虚しさから救ってくれたし、「工夫、改善、向上心」を育ててくれ、

 夢を達成する人生の面白さを教えてくれた。 

仕事が苦痛で仕方がない人生と、仕事が面白くて仕方がない人生、大きな違いだな。

そして、逆に言えば、どんな仕事であっても「仕事を面白くできる能力」が必要なのかもしれない。

 父親から言われた何気ない一言 「仕事を好きになる能力こそが、幸せになる能力だ」

という言葉を覚えている。

 「自分の好きな仕事に巡り合っても、しばらくすると苦痛になる」

「「工夫、改善、向上心」がある人は、どんな仕事でも好きになって面白くする能力があるのだ」

 これが親父からの メッセージだった。

佐藤愛子さんもすごいが、佐藤さんを演じた草笛光子さんもすごい。

映画のタイトルには、「草笛光子生誕90年記念映画」とあるのだから。

 私も90まで後19年、まだまだ若造である。

 映画から希望と元気をもらったので、今日のズーム授業は張り切って参ろう。

by 矢上 裕

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