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DATE : 2025.01.30

1月30日 (水) のプログラム

1月30日 (水) のプログラム

〇 30秒呼吸法と1分間の息止め・・・今回は脳の温度を下げる呼吸法、ウジャイをやる。

   頭寒足熱といって、脳の温度は高くなり過ぎると熱中症やひどい疲労感がやってくる。 この時は吸う息をゆっくり長く行い、鼻孔の天井部分に当てるようにすると、まるでクーラーの風を脳に当てて冷やすような効果があり、脳疲労が取れて涼しくなる。

 これは私がヨガ時代に教えてもらった呼吸法、ウジャイである。 

  

〇 開脚座の刺激

〇 片足を曲げて、足指の刺激

〇 首とがっせきの足首にタオルをひっかけて、膝を床に降ろし、胸を持ち上げ、骨盤を立てる。

〇 開脚座で腎、膀胱経刺激

〇 正座で足の指反らし、足の爪刺激

これで足の肝、胆経、腎・膀胱経、脾・胃経の通り道を拡げておく。 

〇 四つん這い身体回し、左手の甲を床に押し付け、内関を膝で指圧(指で指圧するよりも、やはり従来の四つん這いで膝で圧迫する方が効く)

〇 手の指反らし、手のひら、手首を伸ばし、膝立ちになって左手の大腸経、小腸経を伸ばした後、指を組んで手首をねじる。

〇 手首をほぐした同じ側の片足を後ろにして後ろ足の鼠径部をほぐした後、

肘を付けて頭の後ろで合掌し、胸を下げ背骨に反りを作る。

(手首をほぐしておくと鼠径部がほぐれる)

〇 立位での上虚下実作り

 (上虚とは上半身が脱力していること、下実をは下半身が安定し、地に足が付いていること)

  • 腰にタオルを当てて、お腹側のタオルを恥骨に向かって下げ、下腹部を膨らませる下実作り。 これをやると足裏が床に食い込んでいく感じがあり、どっしりと揺るがない立ち姿ができる。 これを英語ではグランディングという。 やるごとに身体の中心軸ができて左右対称、前後対称ができる。 これをセンタリングという

2,手を親指を前にして、腕を前後に揺らせるスワイショウ (上半身の脱力リラックス)

〇 経絡刺激

〇 大胸筋を手でつかんで凝りを確かめた後、手の親指の肺経の井穴、魚際刺激の後、肺経伸ばし

のち上記の上虚下実作り


〇 心、小腸経と目は深い関係があり、まず眼窩指圧、ぼんのくぼ指圧をやってから、手の小指内側の心経の井穴、腕骨刺激の後、心経伸ばし。 

ほぐした後は上記の上虚下実作り

〇 顎や歯と大腸経は深い関係があるので、顎の下の胸鎖乳突筋の硬さを診てから、手の人差し指の大腸経の井穴、合谷刺激の後、上虚下実作り


〇  三焦経と耳やこめかみの凝りと深い関係があるので、こめかみの指圧と耳を引っ張って回してから、手の薬指の三焦経井穴、外関刺激の後、三焦経伸ばし 上虚下実作り

〇 みずおちの凝りと心包経が関係があるので、心包経刺激の前にみずおちを押してから、心包経の井穴刺激を行う。 上虚下実作り

〇 仰向け休憩

〇 輪っかタオルを足裏にひっかけて  腎・膀胱経刺激

〇 腰とにタオルをひっかけて手でタオルをつかみながら膝を左右に揺する肝、胆経刺激

〇 お尻を上げて腰を反らせながら、手をバンザイして足と頭方向へ揺さぶる。

〇 うつ伏せカエル足で伸ばした側の足首をつかんで脾・胃経刺激

〇 上体を肘で起こしてきて、顎の下に手を入れてのど伸ばしの後、お腹伸ばし

〇 両手を重ねて、足を右倒し、顔は反対側を向いて頬を手の甲に載せる。

〇 足を大きく開いて、糸巻車のように足首を回す肝、胆経刺激

〇 立って つま先着地の練習。

〇 立って腕を脱力しながら左右に振るスワイショウ、次に仙骨を手の甲で叩く でんでん太鼓

ミニ講義

 つま先着地の狙いと意義について

 私たちはいつの間にか、歩くときに「かかと着地、つま先で蹴る」と習い、覚えてしまっているが、これは実は身体に悪い歩き方である。 それは何故か?

 かかと着地にすると、地面にかかとが当たる衝撃が膝に届き、膝の軟骨をすり減らし、次に股関節に衝撃、腰椎への衝撃、頚椎への衝撃が波及して、体のあちこちに変形と椎間板や軟骨のすり減りを起こすからである。 (授業では実際にかかと着地をさせてみて衝撃を体験させ、その後つま先着地で衝撃のなさを体験させた)

 私が整体師の頃に、腰痛と膝の痛みの治療に後ろ歩きをさせて治したことがある。

家の中を私が手を持って、後ろに歩かせるのである。 すると正座ができるようになり、ぎっくり腰がその場で治ってしまう。 

 この後ろ歩きと同じ刺激をその場所で移動せずに行えるようにと、昨日考案したのが、「つま先着地、その場後ろ歩き」である。

 これはちょうど膝のやさしい屈伸刺激となるので、既にすり減った膝の軟骨が再生されるので、膝に不安を抱える人は是非やってほしい。

やり方、

〇 足を揃えその場で膝を持ち上げ、足踏みをする。この時の着地はつま先着地。

〇 片足を一歩前につま先着地で出し、さらにつま先で床を蹴って足を揃える。

〇 反対側も同じように行う。

〇 できれば外を歩くときも足指と足指の付け根を先に着地させてからかかとを下すように歩きたい。 最初は泥棒の歩き方のようでぎこちないが、慣れると自然にできるようになる。

 つま先着地の良い本があるので下に紹介する。

by 矢上 裕

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