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DATE : 2025.02.02

2月1日 (金) のプログラム

2月1日 (金) のプログラム

〇 30秒呼吸法と1分間の息止め・・・今回は脳の温度を下げる呼吸法、ウジャイをやる。

   頭寒足熱といって、脳の温度は高くなり過ぎると熱中症やひどい疲労感がやってくる。 この時は吸う息をゆっくり長く行い、鼻孔の天井部分に当てるようにすると、まるでクーラーの風を脳に当てて冷やすような効果があり、脳疲労が取れて涼しくなる。

 これは私がヨガ時代に教えてもらった呼吸法、ウジャイである。 

  

〇 開脚座の刺激

〇 片足を曲げて、足指の刺激

〇 首とがっせきの足首にタオルをひっかけて、膝を床に降ろし、胸を持ち上げ、骨盤を立てる。

〇 開脚座で腎、膀胱経刺激

〇 正座で足の指反らし、足の爪刺激

これで足の肝、胆経、腎・膀胱経、脾・胃経の通り道を拡げておく。 

〇 四つん這い身体回し、左手の甲を床に押し付け、内関を膝で指圧(指で指圧するよりも、やはり従来の四つん這いで膝で圧迫する方が効く)

〇 手の指反らし、手のひら、手首を伸ばし、膝立ちになって左手の大腸経、小腸経を伸ばした後、指を組んで手首をねじる。

〇 手首をほぐした同じ側の片足を後ろにして後ろ足の鼠径部をほぐした後、

肘を付けて頭の後ろで合掌し、胸を下げ背骨に反りを作る。

(手首をほぐしておくと鼠径部がほぐれる)

〇 立位での上虚下実作り

 (上虚とは上半身が脱力していること、下実をは下半身が安定し、地に足が付いていること)

  • 腰にタオルを当てて、お腹側のタオルを恥骨に向かって下げ、下腹部を膨らませる下実作り。 これをやると足裏が床に食い込んでいく感じがあり、どっしりと揺るがない立ち姿ができる。 これを英語ではグランディングという。 やるごとに身体の中心軸ができて左右対称、前後対称ができる。 これをセンタリングという

2,手を親指を前にして、腕を前後に揺らせるスワイショウ (上半身の脱力リラックス)

〇 経絡刺激

肺経・・・大胸筋を手でつかんで凝りを確かめた後、手の親指の肺経の井穴、魚際刺激の後、肺経伸ばし、のち上記の上虚下実作り

大腸経・・・顎や歯と大腸経は深い関係があるので、顎の下の胸鎖乳突筋の硬さを診てから、手の人差し指の大腸経の井穴、合谷刺激、大腸経伸ばし後、上虚下実作り

心包経・・・みずおちの凝りと心包経が関係があるので、心包経刺激の前にみずおちを押してから、心包経の井穴刺激を行う。 


三焦経・・・耳やこめかみの凝りと深い関係があるので、こめかみの指圧と耳を引っ張って回してから、手の薬指の三焦経井穴、外関刺激の後、三焦経伸ばし 上虚下実作り

腕振りは手首を手のひら側に曲げながら、前に向かって強く降る。すると手の三焦経へ刺激が行く。


〇 心、小腸経と目は深い関係があり、まず眼窩指圧、ぼんのくぼ指圧をやってから、手の小指内側の心経の井穴、腕骨刺激の後、心経伸ばし。 

ほぐした後の腕振りは大腸経と同じ

〇 仰向け休憩

〇 腰とにタオルをひっかけて手でタオルをつかみながら膝を左右に揺する肝、胆経刺激

〇 輪っかタオルを足裏にひっかけて  腎・膀胱経刺激

〇 腰とにタオルをひっかけて手でタオルをつかみながら膝を左右に揺する肝、胆経刺激

〇 お尻を上げて腰を反らせながら、手をバンザイして足と頭方向へ揺さぶる。

〇 立って つま先着地の練習。

〇 立って腕を脱力しながら左右に振るスワイショウ、次に仙骨を手の甲で叩く でんでん太鼓

ミニ講義・・・雑念について

 私たち人間は大きな脳を持っており、身体全体のエネルギーの20%を脳が消費している。

その20%の内、60~80%が雑念で占められている。

 ということは、脳が雑念に支配されることがなければ、その余ったエネルギーを他に使うことができる。それは才能の開花でも良いし、エネルギーを肉体のメンテナンスに回すこともできる。

だから人の脳から雑念を追い出す方法を考えることが、健康の追求、予防医学の為には必須だ。

 おそらくヨガの瞑想や座禅なども、雑念を排除することで健康を取り戻す効果も狙っているはず。

現代に通じる雑念排除法に、マインドフルネスがある。 雑念の多くが過去の思い出しや、未来への心配、ここにいない人のことを考えることであるので、 「今、ここ、自分の身体感覚」へ意識を集中することで雑念が入り込む余地を塞ぐのである。

そうすることで、脳が使うエネルギーの多くを身体のメンテナンスの方へ使うことができる。

 言葉を変えると雑念排除法=健康法なのである。

そして自力整体自体も雑念を持ちながらやるのでは、効果も薄いし、自力整体で自分の身体に集中して雑念を起こす余地を与えなければ、素晴らしエネルギーワークとなる。

 だからこそ、自力整体を始める前に雑念排除法として30秒呼吸法と1分間の息止めがあるのだ。

そして、何より日ごろから今やっていることへ全神経を集中できる訓練をしておかなければ、自力整体の時だけ頑張ってみても、駄目である。

この雑念排除してから自力整体の本番に向かうために、西宮教室では開始の30分前から身体をほぐして自力整体に集中できる心の準備をしておきなさい。 と伝え、ほぼ全員が30分前から私と一緒に身体ほぐしをしている。

 たまに開始時間にギリギリで教室に入ってくる人がいるが、その人が入ってきた時点で教室の集中の雰囲気が崩れ、教室の空気がセカセカした空気になるので、早く来てほしいと願う。

by 矢上 裕

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