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DATE : 2020.06.10

女性の一生を左右する 仙腸関節の開閉バランス

 今回通信7月号では、膝の痛みの特集をします。
実際の膝の痛みはもっと複雑で本が一冊書けるくらいです。
 実はこの膝の痛み、中高年女性の2千万人が悩んでいるのです。
 そしてその原因となるのが、仙腸関節と股関節のゆがみです。
 大体 仙腸関節の開閉が悪い側のひざが痛みます。
 例えば、若いころ右の仙腸関節の開閉が悪く、

生理前にPMSになる人は右のひざの痛みとなり、
左の開閉が悪い生理痛の人は左のひざが痛くなる。
治療するのは全て仙腸関節の開閉をスムーズにする整体です。

 また、出産時左右の仙腸関節が

右が7、左が3とアンバランスに開いた場合、
出産後左の仙腸関節、右の股関節が痛くなる。
 小さな子供を抱きかかえるたびに腰痛になる。


 そしてそのアンバランスな仙腸関節をもったまま閉経を迎えると、
残留生理血を出し切ることが出来ず、

その古血が再吸収されることで更年期の症状が出る。
 さらに筋力が弱くなると、仙腸関節の硬い方のひざが痛くなる。

まさしく、女性の一生は仙腸関節の開閉力が決めるのです。

 この重要な仙腸関節について、学校でも教えてくれないので、
生理痛やPMSは鎮痛薬でしか対処していない。
 せめて私たちは、このことを知っておくべきです。

下の写真が仙腸関節です。(医道の日本社、骨盤を仙腸関節の機能解剖より) 

by 矢上 裕

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