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DATE : 2020.07.19

自説を訂正、修正すること

 最近の自力整体のテーマは、脱力から抗重力筋強化へ移行している。

 本来脱力を目指しているが、身体を支えてくれる抗重力筋が衰えていては  脱力できないからだ。お年寄りが脱力できないのは抗重力筋が弱いから。

 このことが以前指導していた「かかとの骨で立ち、歩き、筋肉を使わないこと」であった。 ところが私自身がその歩き方を続けてみて、「どうもこの歩き方をした後に自力整体をすると、身体のあちこちが硬くて痛い」ということにこのコロナの自粛生活の中で感じていたのだ。

 そしてこのかかと歩きが正しいのかどうか、本屋に行って歩き方の本を探し求め、つま先着地歩きこそがひざや股関節を痛めないという本に出合った。そしてその通りに歩くと自力整体がやり易いのだ。

 ということは今までの「脱力骨歩き」は間違っていたということになる。

 久しぶりの持説変更である。20年前、「朝ご飯こそエネルギーの元」という自説を「朝ご飯は身体に悪い」に変えて以来の変更である。

 私から学んでくれている人たちには、自説の変更は動揺させてしまうが、理解して欲しい。私たちの真の師匠は「真実という名の師匠」なのであり、私は真実に気づいた以上、自説の変更をしなければいけない。

 骨で歩くのをやめよう。何故なら骨にはクッションがないから、着地の衝撃で全ての関節の隙間が狭くなる。ちょうど、コメを器に入れた時隙間をなくすために器の底をトントンと衝撃を与えるように、関節の隙間が狭くなるのだ。

 それを防ぐには足首のバネを利用して、やんわりと着地し、着地のショックを上の関節に与えないという歩き方、コメの器をトントンしないやり方が大事なんだと気づいたのである。

 人は老いると関節からダメになっていく。

 だから動かなくなり、全身が衰える。

 関節のケアは老いていくためには、絶対に必要。その為に

「かかとの骨歩き」 ではなく、「足首のバネ歩き」に変えていこう。

 

 

 

by 矢上予防医学研究所

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