現在ナビゲーターには、２カ月に一度の連続研修をコロナの前まで開催していたが、７月から再開したにもかかわらず、遠隔地とか病院勤めとかで、研修に来られない人の為に、研修と同じ内容を録画して配信している。

　その配信された自力整体を実践して、「踏み込み」という整体技で腰のズレが正しい位置にハマったという貴重な体験談を報告する。実はこの踏み込みは、このような効果を狙って考案したものであり、正しくやるとこの結果が出るはず。

「娘の引っ越しや主人の検査入院や手術などでバタバタし、春から腰痛が激化して身動き取れない程になりました。

おかげさまで何とか６月から、自力教室を再開できる程度に回復いたしました。

でも、先週金曜日に酷暑の中、犬２匹を抱えて１０分走り、土曜日、夕食後の入浴中に何をしたわけではありませんが急に腰痛が悪化し始めました。

その時は動ける状態ではなかったので鎮痛剤服用して就寝し、翌朝痛みが緩和したのでそろそろと起き上がり、昼頃から配信された７.８月研修の自力整体をゆっくりとし始めました。

同じ整体を２周目した後、踏み込みから正座になろうとした時に、『バキバキッ！！』と第５腰椎当たりで、今まで聞いた事もない強烈な音が。（「ポキッ」と軽い音なら今まで何度もあるのですが）

「やってしまったか？」という思いが先に頭に過ぎりました。

ところが、そのまますんなりと正座に移れ、その後は腰痛をほぼ感じることなく整体を続けられました。

先日届いた皆さんのレポートの中に、ボキッと音がしたら膝の痛みがなくなったというお話がたくさん見受けられました。　失礼ながら読んでいるときは、マンガみたいな話だと思ったのが本音です。　

でも自分で初めて実経験して、こんなこともあるんだと心底からの驚きと感動で満ちています。　実体験として、生徒に話すことができるのは腰痛持ちだったからこその幸せとも。　

その後、私の腰痛は腰に板が入っているかな～ぐらいが正直なところです。以前の鉄板数枚乗せ状態とは比較にならない、整体の驚異の回復力です。

矢上先生、ありがとうございました。

あまりの嬉しさにメールしてしまいました事、ご容赦ください。

　矢上談、写真は自力整体の「踏み込み」で、片方の足のかかとで床を押し、その反対側の手で床を押す上肢と下肢の斜め押しをすることで、ズレていた腰椎を正しい位置にはめる治療師と患者の共同治療法の風景である。だが、このケースのように手と足の共同作業ができ、自分で矯正する人は残念ながら少ない。

　

　

　

by 矢上予防医学研究所