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DATE : 2020.10.16
真の自力整体指導とは
今日は質問に答えます。 参考にしてください。
今日はクラスで完全呼吸法自力整体を2周りしている中で質問や疑問が出たのでメール致します。
以下ご確認をお願いします。
1、あぐらで瞑想ができない方がいます。先天的に右股関節の変形がありあぐらは痛みが出て出来ないそうです。
その場合瞑想する場合は椅子、正座、どの姿勢が良いでしょうか。
その場合の注意点などもありましたらお願いします。椅子で背中と膝を縛って良いかなど。
回答・・・椅子が良いです。 輪っかタオルを腰と膝にクロスしてひっかけると腹式呼吸がやりやすいです。 必ず足裏全体を床に付け、立っているつもりでやることです。
2、仰向けで膝のねじり直し整体ですが、両膝共に伸びにくく、膝裏に同程度のしこりがあるという方からの質問です。
その場合は両膝をねじり直し整体を行なった方が良いですか? 又はより強い方だけを行ったほうが良いか。
回答・・・両方やってみて良い方を選択してください。
3、また両方行う場合はほかの生徒さんも一緒に両膝行なったほうが良いですか?
回答・・・左右行う場合は、片足だけが伸びない人には同じ足を二回やらせてください。
3、また、両膝が真っ直ぐに伸び、しこりもなく、かかともお尻にきちんとついている方ですが、ねじり直し整体をどちらか行なったほうがいいですか? その次の腰仙関節ねじり整体は腰の詰まりが軽くなって気持ちがいいそうです。
回答・・・左右均等にやればいいです。
4、しこ立ちで足の付け根ほぐし、引き抜き整体の時に、上半身を前傾しないと腰を落とせない方がいます。(写真下)
なるべく真っ直ぐな状態で降ろそうとすると、ほんの少しだけになりますがそれで良いですか?
腰をしっかり落として上下揺すりをしたほうが良いですか?
膝に負担がかかっているように見えています。
回答・・・この技は骨盤後傾を治して、仙腸関節をゆすり可動範囲を広げる腰痛直しです。
ですから骨盤後傾している人は身体を起こすことが出来ないし、ひざも直角に曲がりません。 それでもいいのです。
できないことをやろうとするプロセスが治療になるのです。
これは大事なのでよく理解してください。 全ての自力整体の実践において、できない技があるということは身体に異常がある証拠であり、それが努力してできるようになることで異常が正されるわけです。
その大事な我慢どころをスルーして、本人がやりやすいように変形させると効果はないわけです。
「やりづらいことを無理にならずに、何とかやろうとする刺激が治療であり、できるようになった時に治るのです」
教える側としては、やれない人に対して、全員と一緒にやれるような工夫をしがちですが、これをやるから良くならないままでつじつまを合わせる授業になってしまう。
私は「自分は他人と同じようにできないから」と教室をやめる人には止めません。
同じようにやること自体が自力整体ではなく、ラジオ体操なのですから。
「できるか、できないか」で判断せず、「できないことは異常があることで、それができるようになったら異常から解放される、正常になること」 という指導こそが、真の自力整体指導と言えるのです。
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