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DATE : 2019.08.01

子育ての二つの極意とは

南国の島から西宮に帰ってきた。暑い。
 久しぶりに銭湯芦之湯会館に行って、水風呂に入りたかったので、土産を持参して行った。
 すると、待合室に20人ほどの子供の塗り絵が展覧してあった。

 塗り絵の下に子供の名前があり、その下に感想を書いてあったが、どの子も「楽しかった」だった。

 その中に4歳の子供の感想を読んで目を見張った。
 感想を書くところに
嫌いな言葉・・・メタボ
嫌いなもの・・・自分に甘い身体 と書いてあるのだ。

「えー 4歳がこんなこと書くか?」
と思って字を見れば、大人の字だったので、
 お母さんが今の心境を書いたのではないのかなと推測した。

 子供が頑張って完成して展示してある塗り絵に、
 そんなことを書く母親の気持ちを推察してみた。

 思い通りにならない子供、自分に無関心で仕事中心の夫、
 そのやるせなさを子供が寝てから食べることで憂さをはらす生活だったのかも。

 「理想の子育て現実の違いで苦しんでいるのだな」と思った。

 私たち夫婦も子育ての理想について悩んだことがある。
 常に「これでいいのかな?」という不安があったが、
 ある言葉で楽になった。それは

「子育てとは、子供に安心、安全を与えること。
それは二つ。 子供の欲求に100%と答えること。
 それはしつけに悪いとか考えるべきではない。
 100%の欲求に答えると、子供は安心して親を信頼する。
 赤ちゃんが泣いているのに「抱き癖がつくから抱いてはならない」というのは最悪の子育てである。

 二つ目は、夫婦が仲良くしていること。
 いつの世も子供の不幸の原因の一つに離婚がある。
 これは幼い子供の潜在意識に染みついている。
 子供の耳は、夫婦のいさかいの声に敏感だ。
 夫婦の関係を察しながら、必死で生きているの」

 この二つの子育て指導に、どれだけ救われて来たことか。

 子育ては難しくない。
 子供の欲することを100%と満たす。
 夫婦が愛し合い。共に子供に関心を持つ。

 たったこれだけなのだ。

 それにつけても、「こうでなければいけない」という
 凝り固まった人が多いこと。
 それを商売にする人もいて、困ったものだな。

by 矢上 裕

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