毎朝、お気に入りの本を片手に喫茶店に入る。
　私はコーヒーを飲みながら、本は読まない。
　コーヒーを飲むときは香りと味に集中し、飲み終わってから本を読む。そして30分したらきっちり「滞留便」が出るので、トイレに行ってから二杯目のコーヒーを注文し、味合う。
　この1時間の贅沢な時間がとても好き。

　2杯目のコーヒーを飲んでいると、色々なひらめきがやってくる。今日のひらめきは自分の性格のことだった。
　人の幸せの7割は、好きな仕事に就くことだと思う。それは性格と仕事内容が一致するということ。
　このめぐり逢いがとても難しいのだが。

　私の性格を60年以上観察してこう思った。

１、人と群れるのが苦手で、変人である。
２、物欲や名誉欲がない。
３、創意工夫が好きで、常に変化をしたがる。

　どうも自力整体の神様は、こんな変わり者が好きなようで、私はスカウトされたのかもしれないな。

　考えてみると私たちのエネルギーは
人間関係、お金の獲得、人からの評価に
　相当なエネルギーを使っているのではないか

　私はそこへ使っていないエネルギーを
　全て、自力整体の発明と普及へ使えているという　有難い立場にいるのは、ひとえに親がそんな性格の人に生んでくれたからだと思う。

　私にも子供がいるが、自分の気性性格と職業が一致する幸せを感じて欲しいと思う。
　要するに「自分がやりたくてたまらないこと」が
「自分の収入になり、評価につながる」という幸せである。
　でもその為には、つらいことも経験しないとな。

by 矢上 裕