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DATE : 2019.08.12
卒業の本当の意味
書くという表現能力を育てることについて
私が書くという作業に取り組んだのは、1995年忘れもしない阪神大震災のあった年の9月の通信第1号からである。
現在は144号だから、24年にわたり2か月ごとに発行し続け、現在2600人の購読者がいる。
この通信の発刊が私に与えてくれた能力は大きい。自分の考えを文章にして発信し続けていくのは相当につらいものがある。
第一に発信するネタがない。
第二にワープロの前に座っても書くことがないから、2か月に一度の通信発行時は地獄である。
第三に読んでくれる人がいない。
そこからスタートし、大概の人は途中で挫折する。
そうならないように私が取った作戦は
?、いずれ本を出すための練習として通信を書く。。(4年後には著作が出せた)
?、通信用のネタ帳に、毎日気づきをメモする。
?、2か月に1度だけワープロに向かっていたのをやめて、書くことがなくてもワープロに向かって
次号の記事になる日記のようなものを書く練習をする。
要するに毎日「書くというジョギング習慣」だ。
今書いているこの日記も、「日々の書くという足腰を衰えさせないための習慣」なのである。
「毎日何らかの文章を書いていないと気持ちが悪くて眠れない」という位まで習慣化していかないと。
これまで私も こんな自分の性格と戦っていた。
? 仕事は早く済ませて休みたい。酒を飲みたい。
? 計画性がなく、ほとんど思い付きで行動する。
? 集中が続かず、他のことを思い浮かべる。
? 結果一つのことを続けたことがない。
ある意味、自力整体を創案してきた実績よりも、
先に述べた4大欠陥性格を克服してきた実績を、私は褒めたいと思う位だ。
その4大欠陥性格を克服してきた延長上に、自力整体の発明と普及があるわけで、全てのスタートは、自分の怠け癖、だらしなさ、集中できない気分散漫、楽な道ばかりの堂々巡りの自分を、どうやってまともな仕事ができる自分に調教していくかということがスタートで、ゴールだな。
手ごわいぞ。自分の業は。
業とは「気をつけていないと無意識にしてしまう自分の悪い癖、例えば怠け癖、甘え癖、人のせいにする癖、言い訳癖、やりもしないのにやっているつもり癖、飲食に溺れる癖」など、直したらもっと生きやすく成功しやすくなる悪い癖のこと。
そしてその業を正しい方向に修正することを「修業」というし、その為の行動を「修行」という。
だから心から成功を願っているのに、私の業がその成功を、ことごとくつぶしにかかっていた。
と過去を振り返って思う。
卒業という言葉はよくできている。
私は自分の悪い癖、業と格闘しながらどうやら正しい習慣を身につけることができた。
つまり業を卒業できたのだ。
そして卒業してからの私は、25冊の著作を残し、本当に自分がやりたいことを実現させることができた。
卒業した先輩として言う。
思い通りにならないのは、あなたの業のせい。
早く卒業しなさいね。 と。
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