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DATE : 2019.08.17
続けるということ 楽しくなければ続かない
今日は娘が通信創刊号から現在の144号までの整理をしていて、部屋一杯に表紙を並べていたのを見て、その壮観さに驚きもし、考えることもあった。
1995年の9月号が最初の通信の発行で、対象者は、私のビデオで学習している人200名に向けてと、生徒への手配り用。
私にとって24年間一回も休まずに発刊し続けたことが我ながらすごいと思う。その理由は
「自力整体の研究が変化、発展、進化していなけ
ば通信は書けないし、毎回同じであれば購読者もいなくなる。
その為に日々自力整体を進化させ、2か月に一度新しい発見を紹介続けてきたこと」である。
昔の私では考えられない作業である。飽き性で、目新しいことばかり追いかけ、継続して一つの事を追い求めることが苦手だった自分が、24年間自分が自分に叱咤激励しながら発刊し続け、しかも
2600人の方に郵送で来ているという現実は、
あの頃のルーズな自分では不可能だった。
そのきっかけを与えてくれたのは、飲み屋のマスターだった。鍼灸師の仕事を終え自宅のすぐ隣の居酒屋で閉店までいて、酔いつぶれて眠る
という生活をしていた私にマスターがこう言った。
「矢上ちゃん。 自分が仕事を飽きたらあかん。 するとお客さんが飽きる。 もっと悪いのは仕事が矢上ちゃんに飽きてしまうことや」
「言われてみればそうかもな」ぐらいにしか当時は思わなかったが、2か月ごとにやってくる通信の執筆のつらさを感じていた頃、この言葉を思い出した。
「私が通信を書くのに飽きたころ、購読者も飽きる
そんなマンネリが続くと、通信を書くという仕事からも見放される」とあの言葉が蘇り、「またあの2日月がやってくる」と気分ではなく「新しい発見を通信で紹介するのが待ち遠しい」に変わった頃
マンネリ、惰性から脱却できたような気がする。
皆さん、人に言われて同じことを繰り返すのは、お金の為だと我慢もできる。
でも自分で決めたことを続けるのは、いつやめてもいいのだから、それを続けるためには楽しみを見つけるしかない。
やろうと決意する人は多い。
実際にやり始める人は少ない。
やり続ける人は、もっと少ない。
楽しくやり続ける人は もっと少ない。
何だか過去の通信を見ながら、そんな思いになった。
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