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DATE : 2019.09.10

寿命貯金を減らさない生き方 食べ方 動き方

私は2000年の秋の合宿でぎっくり腰になり、動けなくなったのをきっかけに、「前日の夕食を18時までに終え、次の日の正午に初めての食事をするという18時間の断食」を実行して治した。
 その体験から20年、一日一食を続けている。

 それと同時に長い距離を歩くなどの運動をやめた。
どんなに急いでも走ることはしない。
階段もエスカレーターにしている。
そうやって筋肉に無駄な疲労をさせないことにした。
 内臓と筋肉が消費するエネルギーを極力抑えた生き方こそが、
老化の防止になるからだ。

 そして20年が経った今、それが正解だったと思う。
 それは肉体年齢の若さに表れた。
 現在67歳だがインナースキャンで測ると体内年齢が51歳。
 ということは、この20年に4歳しか齢をとっていないという計算 になる。
 見事なアンチエイジングではないか。

 しっかり栄養を摂って、毎日ウオーキングをしている人の
 反対こそが、アンチエイジングなのだ。

 一日一食の今日は、ご飯にバターと卵をかけただけ。
 質素だが、これが一番うまい。
 一日三食食べている人は食べたくて食べているのではなく、
「食べなければもたない」という洗脳催眠術にかかっているのだ。

 人の身体はたんぱく質、脂質、炭水化物でできているので、
 ごはんに卵、バターで十分である。
 バターの代わりにオリーブ油でもいいかも。
 
 後は筋肉の寿命を伸ばすために、
 できるだけゆっきり動くことにしている。
 早く動くと筋肉は緊張するから、
 緊張する時間だけ 筋肉の寿命は減るからだ。
 
 何だか、ドケチ人生指南になるようだが
 体力は有限である。
  生まれた時に与えられた寿命という名の貯金は、
 私たちに増やすことはできない。
 どれだけ内臓と筋肉を上手に使って、
 寿命貯金を減らさないように努力するかである。

 賢く生きよう。介護生活にならないために。

by 矢上 裕

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