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DATE : 2019.10.17

思いやりと同情の違い。モテる男の育て方

 「思いやる」という美しい日本語がある。

 「気配り」とともに、私の好きな日本語のベストテンに
入っている。

 豪雨による東日本の被災者に「思いをやる」
これは義援金に匹敵する支援だと思う。

 「思いやる」のと「同情する」のは似ているが全く違う。

何が違うか。

「思いやる」には 支援行動の用意がある。
「同情する」には、行動はなくその場の気持ちだけ。
 だから「思ったら行動する」ことが「思いやる」ことだ。

 先日、阪急の中津という駅で降りた。
その時に重たい大きなボストンバッグを持った女性がいた。
 中津の駅は急な坂で、このバッグを女性が持って降りていくには大変だろうと思い、私が「一緒に持ちましょう」と
 二人で支えながら階段を下りた。

 私の他にも男性が多く降りていたのに、気づいてもくれない。 

寂しい気持ちになる。
 
 自分はモテないとか、結婚できないという男性が多いが、
「女性が困っていることに気づき、助ける行動ができる」
という能力に欠如しているのではないか。
 そう思うのだ。
 
 将来、男の子がモテるかどうかは、父親の責任。
 「常に母親が何をしたいかを気にし、して欲しい時に、して欲しいことを、さりげなくできる」父親を見て育った息子は、
自然に女性にそれができるようになる。

 私には息子はいないが、いたらそんな男に育てたいな。

 
 
 

by 矢上 裕

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