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DATE : 2020.01.08

畳の生活での足腰強化と柔軟性の維持について

 がっせきで座って足の親指を引っ張り、ゆすりながら前屈すると、立つのが楽になることに気づいた。
 かかとに体重が乗るからだ。

 割り座と開脚とを合わせると、さらにがっせきでの前屈がやりやすくなる。

 毎週水曜日は夜7時から始まるので、5時半ごろに教室の下の銭湯で身体を温めてから、30分準備ほぐしをしてから授業を始めるので、とても楽。

 がっせきでの前屈で伸びる筋肉は、腰痛になると伸びなくなる筋肉だ。
 だから座禅やあぐらで腰を伸ばすことで、がっせきでの前屈をやりやすい状態にしておけば、腰痛が治り防げる。

 だから畳の上での生活が常だったことは、正座でひざを十分に折り曲げ、あぐらで十分に腰の筋肉を伸ばしていたので、腰痛やひざ痛は今よりも少なかったのではなかろうか

 ヨーロッパではひざ痛の治療や予防のために「かかと付け正座」がリハビリに取り入れられている。
それは太ももの前の筋肉を十分に伸ばすから。
 そのうち、腰痛の予防に座禅が取り入れられるようになるだろう。

 畳に座ろうとするときも、立つ際も相当筋力を使うのもいいし、柔らかくないと立ち座りができないので、足腰の柔軟性が年老いても衰えない。

 これからの実技はほぐすだけでなく、
立つ、膝立ち、座禅座り、正座、片膝立ち、しゃがみ つま先立ち、開脚座り、などを多用していきたい。
 

by 矢上 裕

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