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DATE : 2020.02.09

友人の自殺が教えてくれたこと。

満月だね。 それも光り輝く大きな月だ。

いつも銭湯の帰りの自転車で、お月さんを見る。
銭湯の角を曲がると、どんと月が見えるので感動。

さて、今日 ある悟りの気持ちになった。
それは、「自分が自分を評価するのをやめよう」と
思った。
「ストイック(禁欲的)」な生き方をやめて、「ストリップ
(裸でありのまま)」の生き方に変えるのだ。
 
 思えば自分が自分を厳しく管理し、計画通りに習慣を
作り実験してきた。要するに自分の身体やこころを仕事の
為の実験道具としてきたわけだ。
これはこれで必要なことだったし、成果も得た。

 ところが、今日ふと感じたのが、自分に厳しいと
人にも厳しくなるということで優しくない。
もちろん、自堕落になれということではない。
自分も人も評価しない、管理しない、思い通りになって
欲しいと思わない という境地になのか。

「自分が自分を許せない」という気持ちを持つことは
一番生きづらいことだから。

友人が自殺した。 55歳。独身。女性。
自分が許せなかったのだろう。こうあるべきという理想
の自分と、今の現実のギャップが許せなかった。

私は思った。「生きづらいのは自分が自分を評価して、
評論家みたいに批判するからだ」と。
 そして思った。今日から自分の中の監視人であり、
評論家を追い出そう。彼らから自由になり、すべてにおいて
自分が自分を評価することはやめよう。

悲しいけれど、彼女は私にこのことを教えてくれた。

by 矢上 裕

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