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DATE : 2020.02.14

せっかく完成した通信原稿を 紛失した話

 通信の原稿をやっと書き終えたと思ったら、
 データを入れたフラッシュメモリーを紛失。
 もう一度最初から書き直し。
 これには参ってしまったが、昨日と今日で書き終えた。
 前回の文章とは違ったものになり、
 とてもいいものになったと思う。

 落ち込みそうになった昨日だったが、
 励まされたエピソードがあったので立ち直れた。
 それは漫画家の赤塚不二夫のこと。

 彼が書き上げた漫画原稿を出版社の若い社員が取りに来て
 帰り道タクシーに原稿を忘れて、紛失してしまったという。
 担当編集者は、正直にそのことを赤塚不二夫に伝えたところ、
何も言わずにもう一度書き始め、書き終えた原稿を編集者に渡した。
 その時の言葉が「2回目だから、前より良く書けたよ」
 であったという。

 編集者を怒り、責めるのでもなく、淡々と再度原稿を書き始める器の広さに、私は感動したものだった
 今回、自分で原稿を紛失したが、もし他人だったら赤塚不二夫のような寛大な態度がとれるだろうか。
 
 「書き直す」と思うからつらいのであって、「今回の原稿はあまりうまく書けていないから、最初から書き直そうと思っていた」と考えた。
 するとスムースに取り組めたが、6時間の間、アイデアをひねり出すために部屋を歩き回り、おそらく1万歩は歩いたのではなかろうか。

 次回の3月号を読んだ人は、「これが歩きながらひねり出した原稿なんだな」と思いながら読んでください。 

あ、それとこの日記も、今までの感動、気づき、発見日記という題名をやめて、単に 整体日記にしました。
 その方がしっくりくるかなと思って。

私の日々の整体になろうと工夫している姿を書くことにし、
読者が参考にしてほしから。
 

by 矢上 裕

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